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漫画ナツ100【後編】

漫画ナツ100の後編50作です。
漫画ナツ100【前編】はこちら

選定の際には一作家一作品に致しましたのでご了承下さい。少しでも興味を持って頂き、一作品だけでもこの夏に読んでいただけたら幸いです。

□ストップ!!ひばりくん 江口寿史
今見てもひばりくんは可愛いなあ。とても20年以上前の女装ものラブコメとは思えない。作者が原稿を落とすようになった作品でもあり未完のままなんですがそんなことは問題にならない魅力に溢れている。

□綿の国星 大島弓子
チビねこの可愛さといったらもうネコミミ好きにはたまらない。それと同時に人間になれると信じて人間に恋心を抱くチビねこが現実を考え理想とのギャップに悩む様は多感な少女の情景を描いていており感情が揺さぶられる。微笑ましくも一種の残酷性すら感じる。

□ペナントレースやまだたいちの奇跡 こせきこうじ
投手が投げてから打つまで長すぎという評価を偶にされますがここまで野球バカが揃った作品を他に見たことがない。あらゆる困難がある長いペナントレースを陳腐な描写ではなくしっかりとした理由付けの中で乗り越えていく物語は本当のプロ野球に通じるものがる。

□聖なる行水 ぢたま某
とにかく尿。尿の漫画です。お下品と思ってはいけません。何故なら聖水なのですから。ぶっかけなんて小手調べで放尿をきっかけに記憶を取り戻すとかもうとにかくイカれた聖水話がてんこ盛り。イカれすぎちゃって面白い。

□哭きの竜 能條純一
鳴きとその強運で勝ち続ける竜とその強運を得る為に勝負を挑んでくるヤクザたち。鳴きを知らないぐらいの麻雀知識でも作中でも表現される魔性の世界に引きずり込まれ読むことが出来る麻雀漫画。ちなみに雀荘で「あンた、背中が煤けてるぜ」と言っている人を見たことがあります。

□ラブロマ とよ田みのる
何でしょうね星野くんと根岸さんの微笑ましさは。最終巻ではSEXしちゃっているのにそれでも常に恋をしたばかりの新鮮さに満ちている2人を見ているとこちらも幸せになってくる。最後の最後までその微笑ましさを貫き通したことは賞賛に価します。

□GS美神 極楽大作戦!! 椎名高志
横島の成長譚は実に見ていて心地よい。初期の横島は心底情けないキャラであっただけにルシオラをキッカケに化けた瞬間は読者の感動もひとしお。その中で決して少年漫画らしさだけで終わらない独特のギャグエッセンスも忘れてはならない面白さ。

□王様はロバ~はったり帝国の逆襲~ なにわ小吉
一時期ジャンプの一番最後を飾っていた作品。能面の如き表情のないキャラたちがつぶやく言葉は何故こんなにも面白かったのだろう。それは作者自身がスケベなことも関係しているかもしれないが常に少年の視点でつぶやく言葉が多かったからだと思う。

□コータローまかりとおる! 蛭田達也
当初は決して洗練された絵柄と言えませんが巻を重ねる事に成長しました。更に最終エピソードの今までのエピソードが全て収束し完成されていく様は最初読んだ時感動すら覚えました。特に火納江陽水との最終バトルは圧巻。

□ポーの一族 萩尾望都
永遠に生きると言われる吸血鬼であるポーの一族の物語。繊細すぎるともいえる描写と18世紀から20世紀まで物語が行き来する構成は凝っており読解力が必要になるかも。ネットでも見られる年表とあわせて読むのも良いかもしれない。

□CITY HUNTER 北条司
ユニオン・テオーペというラスボス的存在がいましたが出てくるのは最初と最後。それまでは美人女性からの依頼を次々とこなしていくのですが個人的にそちらの方が好きです。ゴルゴ13と実際戦わせたらみたいな話ありますが……狙撃だけならこちらなのかな。

□風雲児たち みなもと太郎
関ヶ原から幕末までを描いた歴史ギャグ漫画。歴史を学習することも出来ますがやはり随所に出てくるギャグあってこその漫画と思います。その一方で歴史上の人物たちの心理描写も巧みで大河ドラマのような雰囲気さえ感じることができる。

□河よりも長くゆるやかに 吉田秋生
BANANA FISHも良いのですがそれ以前の少年たちの何でもないようで皆何かを抱えているという思春期の日常を描いていた頃もまた捨てがたいのです。楽しそうで何か傷があるというバランスが絶妙。馬鹿やれるのは本当にこの時代しかないのだなあ。

□あしたのジョー ちばてつや・梶原一騎
登場人物である力石の死で本当に葬儀が行われたりハイジャック犯の声明文に出てきたりとあらゆる伝説を持つ作品ですが破滅的とも表現されながらもやはりこの作品の根底にあるものは「明日のために打つべし、打つべし!」 であると思います。

□正しい恋愛のススメ 一条ゆかり
出張ホストのバイトでハマったお客は自分の彼女の母親だったという親子丼な設定ですが物語が進むに連れて物語の視点が主人公の男からその母親になるのが面白い。その母親もその主人公にハマってしまうわけで女性は何時まで経っても恋する乙女なのかなあと。

□リバーズ・エッジ 岡崎京子
漫画は時代を反映するものなんだなあという作品の典型。90年代の若者の心理、行動が実に巧み。そういう私自身もまさにその時代の若者だけに共感したところも多いです。何か面白いことないかなあと呟きながら学校サボったりとか、でも何かをするまで至らなかった当時を思うと何だか苦々しくもあり。

□ルサンチマン 花沢健吾
「現実を直視しろ。おれ達にはもう仮想現実しかないんだ」は今更言うまでもない名言。仮想現実に逃げるのではなく現実を直視した結果仮想現実へと向かうことに意味がある。だって仮想現実の中には現実にあるもの全てありますから。当然心も。

□七つの海 岩泉舞
この作家唯一の単行本で短編集。オススメしたいのはタイトルにもなっている「七つの海」。主人公の少年はずっと子供のままでいたいのだがある経緯を経て少年である事に決別するに至る、その経緯がとてつもなく熱い。子供に戻りたい童心のおじいちゃんとの決別のシーンは超名場面。

□寄生獣 岩明均
ベストものの常連なので今更感もありますがやはり外せません。しかしミギーってどう考えても萌えキャラ。でも擬人化したら駄目な萌えキャラ。まあそういう風に感じれない人もいると思いますが「ほう……ミギーはきみの脳ではこういう姿に見えるのか」「どれもわたしが自分の『脳』で見たのと違う」みたいな。なんちゃって。

□伝染るんです。 吉田戦車
不条理ギャグの元祖ともいえる存在。最初に読んだ時は今まで読んできたギャグ漫画の概念みたいなものを崩された気さえしました。当たり前のような世界で当たり前じゃないことをすることがこんなに面白いとは。とりあえず言葉で面白さを説明するのが難しい作品。とりあえず読みましょう。

□MASTERキートン 浦沢直樹・勝鹿北星
知識の量が半端ではないと初めて読んだ時は刺激を受けたものです。基本は1話完結式ながらも出てくるキャラクターの魅力は異常と思うぐらい。最近色んなゴタゴタで絶版となってしまったのが本当に惜しい。何とかこの作品が復刊してくれることを心から祈っています。

□風の谷のナウシカ 宮崎駿
アニメ版とは違う展開とそして結末。クシャナもクロトワも巨神兵もそしてナウシカもアニメ版はとはまた違う魅力を放っています。戦争に巻き込まれる中で腐海の真相を知り命とは何かという結論を導き出すナウシカ。手軽に読むというには重い主題を持っていますが一度は気合入れてこの作品を読んで欲しい。

□自虐の詩 業田良家
駄目亭主とその亭主に尽くす妻のギャグ4コマかと思いきやその妻の過去話が描かれていくうちに2人の人生が立体化してくる。読んでいくうちにギャグと思っていた尽くす姿に意味(というより理由かな)を感じ取れるようになる。最後の件は説教っぽくも感じるかもしれないけど掛け値なしの名作。

□花の慶次 原哲夫・隆慶一郎
慶次はとにかく明るい。命のかかった勝負だからこそ明るい。父の死を前にしても自分を貫き通す。その漢の姿には惚れる。また慶次以外でも直江兼続を筆頭に秀吉や家康までカッコいいのだから見ていて飽きない。中でも子供殿様の水沢隆広は良い殿様すぎる。

□プラネテス 幸村誠
今の世界の科学力ではまだまだ宇宙は無限の存在のように感じてしまいます。でも確実に宇宙は以前より近くに来ており何時の日か有限になる日が来るかもしれません。無限の存在より有限となる方が嬉しい。人間の生き方にも同様のことが言えると思います。何も決めずに無限の存在であるかのように進むより自分の生き方を決めて有限の道を歩む方がきっと楽しい。ハチマキが謎の猫と語るシーンでそんな事を思いました。

□めぞん一刻 高橋留美子
人魚シリーズも良いのですがこの作品の思い入れには勝てないということで。私の嫉妬する女の子属性を作ったのは間違いなく響子さん。年上で落ち着いているキャラと思いきや嫉妬深すぎ。だがそれが良い。しかしもう大家さんが掃除をして生活しているなんてアパートは現在ないですよね……。

□ひみつの階段 紺野キタ
不思議なことが起こる古びた学校と寄宿舎を舞台にした少女たちの物語。思春期の少女の心とファンタジー的な世界が巧みに絡んで実に後味の良い読後感。私は男性なのでこういう世界はある種の憧れというより遠すぎるファンタジーな世界と言った方が近いのですが不思議とこの作品を読むと作品の中に入った気にさえなる。

□六三四の剣 村上もとか
剣道を題材としたスポーツ漫画。剣道シーンのスピード感と迫力は剣を題材にした漫画の中でも随一。主人公六三四の父親が楊枝1本で不良たちを倒した時はありえねーと思いつつも説得力ある解説で納得してしまった。実際倒せるのかな。後何気に嵐子やもなみちゃんの小さい頃は可愛かった。

□西洋骨董洋菓子店 よしながふみ
ドラマ化もされよしながふみ作品では一番有名どころですね。アンティークの並ぶケーキ屋を舞台にそこで働く人々とお客として来る人々のちょっとしたエピソードを綴った作品。ケーキ一つでここまで話を広げて物語の登場人物だけでなく読者も幸せにさせるって凄い。そしてラストの主人公がケーキ屋を始めた理由へと繋がるエピソードも必見。しかしケーキ美味そう……。

□日出処の天子 山岸涼子
誰もが知っている聖徳太子を主人公にした漫画。しかしこの漫画の聖徳太子は超能力を持ち同性愛者とかなり突拍子な設定となっている。しかし聖人、君子と見られる聖徳太子も失恋や嫉妬や時には憎悪をたぎらせる人間であったと歴史に独自の解釈を交えたところは非常に面白い。

□究極!!変態仮面 あんど慶周
変態の血が流れる主人公:色丞狂介は女物のパンツを被ると変態仮面に変身するのだ!という少年ジャンプが生んだぶっ飛んだギャグ漫画。「おいなりさん」に代表される各種台詞から色物の必殺技の数々は未だに思い出せる強烈なインパクトでした。ラブコメとして少し意外な結末だったのも個人的には好きなところ。

□少女生理学 新井葉月
恥ずかしいタイトルのようで少女から大人になる事を綴る少女漫画的内容に相応しいタイトルだと思います。物語や設定はちょっと突拍子なところがありますが逆に少女漫画的ファンタジーも感じることが出来て心地よい。掲載誌はコミックハイ!でありましたが少女漫画好きにオススメ出来る短編集。

□羊のうた 冬目景
何処まで行っても先が薄暗い、何処まで行っても希望はない、そんな中で彩られる愛情の物語ですから妙な艶っぽさを感じます。破滅的な恋愛って決して見ていて気持ちの良いものではないと思っていましたがこの作品を読んでその印象は変わりました。物語の最後にはきちんと希望らしきものも見えた事も良かった。

□まんが道 藤子不二雄A
ある小学校に転校してきた満賀道雄とそこで出会った才野茂が意気投合し漫画家を目指す物語。漫画を描くことに青春を捧げた主人公のモデルの藤子先生や赤塚先生たちトキワ荘の面々。漫画の歴史と漫画を描くことの青春ドラマが一度に味わえる作品。漫画好きなら一度は読んでみるのが良いと思います。

□南くんの恋人 内田春菊
突然手の平サイズになってしまった彼女との同棲物語。ラストの結末は本当に悲しくて切ない……。しかしあえて最後に不幸を描くことで幸福であるラブストーリーとして完成された気もする。何故なら主人公の男は常に彼女と対等にあり続けたのですから。

□AKIRA 大友克洋
漫画の歴史を変えた1作として読んでおくのも良いと思います。勿論そういった知識だけとして終わらないカタルシスと迫力に満ちており単なるSF漫画で終わらない作品となっています。

□レベルE 冨樫義博
この漫画を普通に読もうとすると大抵疲れます。何故なら字が多い。とてつもなく多い。一度読むたびにちゃんと読んでいる人とかいるのでしょうか。それはさて置き作中の言葉を借りるなら予想の斜め上を行く作品ともいえますが他の作品で見られる冨樫ワールドと一線を画しているかというと違って他の作品で見られる冨樫ワールドと変わらないと思います。もちろん誉め言葉として。

□地獄甲子園 漫☆画太郎
コピー絵の連続、いきなりの爆発、野球漫画を突然無視する展開。この作品の何処を見渡しても文句なしに画太郎作品。面白いと感じるかどうかは正直人を選ぶと思いますがどんな人でも退屈はしないと思います。この漫画には小休止や間というものが一切なく、一気に突っ走ってそして一気に終わった快作。

□げんしけん 木尾士目
こういう学生生活、サークル活動とは無縁のまま社会人になったので本当にこの世界が羨ましい。同人活動とかより何でもない日常で漫画、アニメの話をすることも少なかったので○○会議の空気は味わってみたいものです。……とまあこのレビューを読んでいる人なら同類!!ということでこの漫画を読んでみちゃあどうかな?

□ミノタウロスの皿 藤子・F・不二雄
ドラえもんは皆選ぶだろうからということで……スイマセン、単に捻くれ者なだけです。まあそれは冗談としましてSF短編の数々は意外と知られていないというのもありますのでそれは勿体無いとも思うわけでして。ドラえもんでも偶に見え隠れする恐怖の一面を更に濃く描いた短編の数々はどれも面白い。ブラックユーモア好きなら絶対オススメ。

□燃えよペン 島本和彦
毎日ニュースサイトを更新しながら何で自分は「あえて寝る!」と言えないんだろうとか思ったりします。常に全開で漫画を描き続ける漫画バカを見て笑ってしまうのかどうかは置いといて無駄に熱く躊躇無くこの漫画から発せられる言葉は心に響いて離れない。単なるギャグで終わらない説得力がこの作品にはあります。

□愛人 田中ユタカ
末期的患者に救済目的で与えられる擬似的な配偶者「愛人[AI-REN]」。何時死んでもおかしくないと診断された末期的患者イクルと「あい」と名付けられたAI-RENのあまりにもピュアな物語。陳腐な言葉は何も要らない。好きということ2人一緒だということ愛していることってこんなに素晴らしいものなんだなと。

□イタズラなKiss 多田かおる
オチこぼれ少女が高嶺の花の男の子に恋をするというのはよくありますが琴子は本当に一途で元気で時に落ち込むことがあっても純粋に応援したくなる女の子だなあ。エネルギーが凄すぎてこんな女の子に本当にアタックされたら絶対疲れてしまうとは思いますけど(笑)。

□マンガ日本経済入門 石ノ森章太郎
漫画から歴史、経済、英語等の勉強分野に興味を持ったという例はとても多いと思います。学校の図書館によく置いてある歴史入門、経済入門ですが現状の日本の状況を考えて経済入門の方をオススメしておきます。学生の頃は良く読んだけど大人になってから読んでないなあという人も図書館に行って読んでみましょう。

□X-ペケ- 新井理恵
この作品が出るまで少女漫画における4コマ漫画って刺身におけるツマにすらならないなみたいな作品が正直多かったと思います。その印象を変えたこの作品ですが過剰とも思える暴力シーンやあまりにも非常識な美形の男とかそれだけで笑っていました。

□女子大生家庭教師濱中アイ 氏家ト全
下ネタっていうのは一種の反則技みたいなところもありますが下ネタだけをここまで少年誌で昇華させたのは凄まじいと思う。下ネタ嫌いの友人が「ここまでやってくれれば逆に良い」とまで言ってました。中一の頃から初めた家庭教師をきっちり時間を進めて卒業まで描いたことも評価できる。

□鉄拳チンミ 前川たけし
最初の頃はギャグエッセンスも多い作品ですが拳法のアクションシーンは巻を重ねるごとに迫力を増しスピード感もあるのでカッコいい。新になってからのカナン地区編では敵の魅力も高まり冒険活劇としても魅力十分。長い連載になりましたが未だに飽きずに読めます。

□DEATH NOTE 小畑健・大場つぐみ
ここ3年弱この作品をずっと楽しんでいました。結末は賛否両論で私も最初に読んだ時はこれはガッカリだなあと思いましたが今冷静に見てみるとこれ以外の結末はなくて良かったと思っています。でもやはりライトがあのまま勝っていたら……という展開も見たかったかも。

□アドルフに告ぐ 手塚治虫
第二次世界大戦中を舞台に3人のアドルフの運命の交錯を描いた物語。その中の一人はアドルフ・ヒトラーと実在の人物で日常離れが多い手塚作品の中で史実の人物と特殊能力を持たない普通の人間のドラマとなっている。そこにあるリアリティと戦争の狂気は読むものを虜にすると思う。
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漫画ナツ100【前編】

さて私の漫画ナツ100からまずは50作を紹介します。一気に紹介するのはキツいということで半分に分けました。50作でも結構な量になりましたけどね……。
追記:漫画ナツ100【後編】はこちら

選定の際には一作家一作品に致しましたのでご了承下さい。少しでも興味を持って頂き、一作品だけでもこの夏に読んでいただけたら幸いです。

□キャプテン ちばあきお
これでもかと練習シーンを描いた野球漫画。迫力がありスピード感のある絵ではないとスポーツ漫画は駄目なのか。しかし努力すれば必ず報われるのか。久々に読むとスポーツ漫画の描き方について色々考えてしまいます。

□甲子園の空に笑え! 川原泉
根性も天才も汗も何もかも無縁な甲子園漫画。しかし全て読みきったあとに「ああこれはちゃんとしたスポーツ漫画なんだなあ」と分かる作品。甲子園にあるのはドラマというより一つの大きなイベントといった方がいいかもしれない。

□ストッパー毒島 ハロルド作石
昔の不祥事をきっかけにお荷物球団になっているアスレチックスを舞台に破天荒で素行不良な毒島がスカウトに見出され活躍する物語。当時実在したプロ野球選手が多々出る事でも楽しめますが作者自身の野球の知識が素晴らしくリアルにプロの世界を描いている。

□B・B 石渡治
やたらとスケールの大きいボクシング漫画。描かれているのはボクシングそのものより2人の男が伝説の戦いに至るまでの様々な人間ドラマ。その壮大なスケールは圧巻の一言。

□がんばれ元気 小山ゆう
元気が父親、恩師の死や祖父母との葛藤にも負けずにそれを乗り越えていく姿は「頑張れ」と応援したくなる。元気は才能に溢れた天才タイプという少年漫画では受け入れ難いタイプにも見えるが人間味溢れたキャラになっているので嫌らしさを感じない。

□帯をギュッとね! 河合克敏
高校時代真っ黒だった私にはあまりにも眩しすぎる青春漫画。お洒落でカッコいいけど汗臭さも感じるのが良い。単行本の4コマを楽しみに買っていた人も多いと思う。

□柔道部物語 小林まこと
練習シーンが様々で試合シーンより多いと感じるぐらい描かれているのが良い。練習方法の数々は説得力ないんだけど何故か納得できてしまう。俺って馬鹿だぜ~!!

□SLAM DUNK 井上雄彦
はいリアルタイムでこれを読んでバスケにハマった人間です。最初の頃は学園生活中心になっているのはバスケじゃ人気が取れないと思われていた背景があるのでしょうね。しかし後半のサイレントシーンは圧巻の表現の一言に尽きます。

□ORANGE 能田達規
実はサッカーの戦術やルールに関して詳しく知らなかったりするのですがそういう知識がなくても楽しんで読めたサッカー漫画。知識がなくても戦術は分かりやすかったし生々しい企業の問題まで描いたことは賞賛に価すると思います。

□奈緒子 中原裕・坂田信弘
駅伝という少々マイナーなスポーツの作品ですが感動を多く覚える作品。駅伝の展開は少々似た感じが多いながらも熱さをしっかりと伝えています。タイトルになっている奈緒子はちょっと出番が少ない(笑)。

□バオー来訪者 荒木飛呂彦
小さな寄生虫で生物兵器である「バオー」へと改造された青年と予知能力を持つ少女の物語。現在のジョジョと比べると粗も当然多いのですが短期打ち切り作品とは思えないストーリー展開とジョジョに代表される独特の台詞回しは当時から健在で熱い。独特ともいえるハッピーエンドの描き方も良かった。

□DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 稲田浩司・三条陸・堀江雄二
ポップ的キャラとまで言われるポップ人気ですがバーンに部下にならなんかと言われた時のダイの良さも忘れちゃいけないと思います。ちなみに一番好きなキャラはシグマです。

□うしおととら 藤田和日朗
熱さと感動の傑作。一度読み出すと最終巻まで一気に読みたくなるので夜更かしの敵ともいえる作品。秋葉流の死は何度読んでも感動を覚えます。しかしうしおととらを読むと無性に旅に行くたくなるんですよね。

□め組の大吾 曽田正人
「シャカリキ!」と迷った末にこちら。消防ものという当時では少なかった人命救助の物語。この作品以後亜種が出てきたように感じます。消防ものでありながら後半は主人公の朝比奈が消防に何を見出すのかという消防ものとは違った焦点に物語が移動しますがそちらもそちらで熱い。

□デビルマン 永井豪
これの最終局面を見るたびに頭がグニャグニャとします。冷静に見ると決して隅々まで完成された物語といえないのですがそれを全く問題としない熱さに満ちている作品。この作品は人間の心の闇や裏切りについて考えるより愛について考えてみるのが良いと思う。

□狂四郎2030 徳弘正也
ターちゃんも捨てがたかったけどやはりこちら。終わり方は賛否両輪ですが(タイムマシーンって何だったのとか)人間の闇と欲望を正面から描きつつ愛を語った傑作。八木編とS編とアルカディア編は自分の中で聖典扱い。

□電影少女 桂正和
ウイングマンの頃から更に洗練された女の子の可愛らしさと体つきのエロさ(主に尻)と絡まりリアルタイム当時私たちの心をガッチリキャッチしてくれました。しかしそれ以外にも切ない恋の想いを正面から描いて最後には大団円を迎えた傑作とも当然言えます。

□じゃじゃ馬グルーミン★UP! ゆうきまさみ
競馬ものでは珍しい生産者を舞台にした物語。駿平とひびきとたづなの三角関係と駿平の成長に焦点を当てた青春物語となっていますが最後には妊娠、結婚と最初では想像も出来なかったところまで描かれた事は驚き。しかしひびきの変わりっぷりは可愛すぎる。

□こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治
ゴルゴ13が世界情勢の最先端ならホビーの最先端はこれ。そのアイデアの発想が凄くて企業に漫画内のネタを使われた経緯すら有。最近のパワーダウンは残念ですが100巻辺りまでなら今どの巻を見ても楽しめる。

□死神くん えんどコイチ
寿命を死神から教えられたとき人はどういう行動に出るのか。月並みな言葉ですが数ある漫画作品の中で一番涙を流した作品だと思う。手に入りやすいのは文庫版ですが是非古本屋を探し回って原本の方で読んでいただきたい。

□Dr.スランプ 鳥山明
もう26年前の漫画となるのは信じられないぐらい今見てもお洒落で笑える。あえてドラゴンボールは外してみました。作者が漫画の中で目立った作品もこれが最初じゃないかな。個人的には1,2巻のノリが大好き。劇画調千兵衛が特に。

□エンジェル伝説 八木教広
最初表紙を見た時は不良漫画か何かと思いましたが蓋を開けてみたら笑いの止まらないギャグ漫画でした。絵が洗練されていない1,2巻の頃の方がギャグとしては洗練されている感じもする。でもちょっとラブコメもあり最後まで楽しめます。

□セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん うすた京介
リアルタイムで読んだ時は自宅で笑い転げていました。うすた先生のギャグセンスは本当に凄まじいと思う。不条理ギャグとも言い難い世界ですがのちのギャグ漫画に大きな影響を与えた作品だと思います。

□ぎゅわんぶらぁ自己中心派 片山まさゆき
ストーリータイプの「ノーマーク爆牌党」「牌賊オカルティ」も捨て難いと思ったのですが麻雀を知らなくても楽しめるギャグセンスが素晴らしいということで。世相や時事ネタが多いので若い人には厳しいかもしれませんが。

□ろくでなしぶるーちゅ 森田まさのり
あえて「BLUES」ではなくギャグ話のみの総集編の方をオススメしてみます。元々本編でも随所随所に出てくるギャグが光っていると思いますがギャグのみに特化させるとここまで面白くなるのかと感心します。編集して単独で単行本になったぐらい需要があったということでしょうね。

□かってに改蔵 久米田康治
現在の久米田康治先生を作ったともいえる作品。分かる人にだけ分かる。ギャグは範囲が狭ければ狭いほど面白いという作品の典型ともいえます。それだけに当然読む人も選びますが面白いと感じる人ならきっとお友達になれます(笑)。

□あずまんが大王 あずまきよひこ
4コマ界の流れを大きく変えた革命的作品。絵柄を大きく変えた鳥山明、大友克洋に匹敵する革命じゃないかなあ。今読んでも色褪せてないしこれを超える萌え4コマ作品は出ていないと思う。

□ももいろシスターズ ももせたまみ
エッチな女の子4コマ(ちょっとラブコメ)。出てくる女の子殆どが彼氏持ちでエッチしているけど可愛さ全開なので微笑ましいのがグッド。一番好きなのは双子のナイムネの方である大谷まりこ。

□こみっくパーティー 犬威赤彦
コミケの季節ですから。しかし同人モノは他にも色々とあるのですが原作知らなくても楽しめると思うし同人を通して色々な人と出会い成長していく様は同人やりたいと思わせますよ。そんなわけで同人モノでは一番読みやすいと思います。

□委員長お手をどうぞ 山名沢湖
タイトル通り色んな委員長をオムニバス形式で描いた作品。絵柄もメルヘンチックで可愛らしく読後感も非常に心地よいのが印象的。委員長――この響きには永遠がある。そして眼鏡っ娘にも。

□クッキングパパ うえやまとち
これを読むと無性に料理をしたくなる。特に今は夏休みということで時間のあまっている学生の人たちはこれを見て料理に挑戦してみるのも良いと思いますよ。しかし荒岩課長って仕事もこなし料理もこなし人間関係も円満と島耕作以上のスーパーマンかもしれない。

□ショートプログラム あだち充
連載ものをあえて避けて短編集ものにしてみました。しかし最近の「冒険少年」を見てもあだち充は短編ものを描かせた方が凄いんじゃないかというぐらい面白いものが多い。個人的には「冒険少年」が早く出て欲しいです。ちなみに連載もので一番好きなのは「虹色とうがらし」。

□夕凪の街 桜の国 こうの史代
広島の被爆をテーマにした作品ということで夏といえばという作品でありますがもちろんそれを抜きにしてもオススメできる一作です。被爆そのものの生々しさよりも読者の身近な視点から見た被爆という雰囲気で読みやすい。それから反戦モノとかそういう視点の作品ではないです。

□ゴルゴ13 さいとう・たかを
どの巻でも楽しめますが初めて読む人にはバイオニックソルジャー(104巻)と黄金の犬(130巻)辺りが読みやすいかな。ゴルゴ13の凄さは言うまでもなくさいとうたかを先生の世界情勢の先見の目も素晴しい。その時代の最新の世界情勢が分かる。

□さくらの唄 安達哲
この作品は有害図書指定を受けたりで手に入りにくいかもと思ったのですが文庫版も一応出てますし私に大きな影響を与えた作品でもあるので入れました。レイプ・セックスシーンなどまさに青い春といった心に痛い展開が続きますが何処かに救いも感じれるはず。

□ヒミズ 古谷実
主人公・住田の父親は借金まみれ母親は釣堀を経営しながらあるお客と出来ていると非常に不幸ともいえる立場にいるが彼は最後まで普通であったと思う。住田が見てきた狂気の世界には恐怖を感じつつも何故かデジャブを感じる。

□ねじ式 つげ義春
正直な話、初めて読んだ時の感想は「何だこりゃ、意味が分からない」でした。しかし読み返す度に見えてくる不条理な世界と台詞回しに気付けばねじ式の世界に酔いしれていました。何が起こっているか理解しようとせずに深読みしないで読むのが良いと思います。

□Bバージン 山田玲司
生物オタクが一発奮起して大学でモテル男に大変身な物語。気付けば一人の男の成長と青春物語になってましたが、色んな意味でオタクな自分を感じずにはいられなかったです。しかし今見ると口説き方とか服装とか強烈。

□銀と金 福本伸行
裏社会の金バトルものということで動く金の量も半端ではなくスケールの大きさでは「カイジ」「アカギ」より上。金融や法律に関する話も出てくるが福本調の人間の心の動きに焦点を当てた物語になっているので読みやすくなっている。

□少女少年 やぶうち優
男の子が女装してアイドルしちゃうよというお話。さすがやぶうち優先生だけに中性的な男の子の描き方が上手く水色時代で培った青春時代一歩手前な恋模様も良い。さあ声高らかに「こんな可愛い子が女の子のはずがない!」

□ガラスの仮面 美内すずえ
最新巻では携帯電話が登場する辺りに時代を感じつつも女優としての成長と恋物語まで細部まで練りこまれた超大作というは説明するまでもなく。最終回は50巻前後で台詞コマ割り等も決まっているというのでそれが楽しみ。

□小さな恋のものがたり みつはしちかこ
チッチとサリーのあまりにも可愛らしすぎる恋物語。チビでドジな女の子(チッチ)がハンサムな男の子(サリー)に恋をするという昔ながらの少女漫画な設定ですが可愛らしい絵柄と実は独占欲が強く嫉妬深いというチッチのキャラが絡まって男性にも読みやすい作品となっています。

□あさきゆめみし 大和和紀
日本古典が苦手な私でもこの源氏物語は本当に読みやすかった。原作を完全に読んでないのでどれだけ忠実だとかは分からないのですがこれを読んで原作や小説を読んだ人も多いですね。時には軽いラブコメだけじゃなく重い恋に酔いしれるのも良いと思います。

□項羽と劉邦 横山光輝
三国志の方が有名ですが個人的に古典ではこちらの方が好きなので。三国志の劉備がやたら良い人に描かれているのに比べて劉邦も項羽も人間味溢れたキャラになっているのも面白い。やはりどんな英雄でも何処かしら弱点があったと考える方が良いじゃないですか。

□蒼天航路 王欣太・李學仁
三国志演義では悪者として描かれた曹操を主人公に描いた三国志。演義の影響が強いだけに初めて読む人には違った印象を受けると思いますが読んでいくうちに新たな三国志の世界が垣間見える事間違いなし。またキャラが死ぬ時の描写が非常にカッコいい。

□G戦場ヘヴンズドア 日本橋ヨヲコ
漫画を描くということにこれだけエネルギーと熱さを伝えた作品はないでしょう。出てくる台詞一つ一つが余りにも重くて感動して心に響きます。とりあえず思うことはやっぱり私は漫画が好きなんだなあということ。

□サルでも描けるまんが教室 相原コージ・竹熊健太郎
タイトルにある通りまんが教室でありながら売れる為の話や技術まで及ぶ漫画論ともいえる作品。とりあえずこの作品を読む前に「野望の王国」を読んでおくと更に楽しめるかもしれない。今年8月に21世紀愛蔵版が発売される予定(宣伝)。

□アナル・ジャスティス 上連雀三平
おちんちんに始まりおちんちんに終わるふたなり女の子たちの漫画。先生の台詞「男の子ばかりの女子校を作るのが先生の夢なの」は歴史に残る名言だと思う。おちんちんがこれだけ描かれているのにラブコメ的に甘いノリで射精が描かれている事に上連雀先生は本当におちんちんが好きなんだなあと感じる。最高です。

□えっちーず 陽気婢
エッチなお話の短編集。陽気婢作品の特徴で中性的な年下の男の子と年上の女の子の絡みが多くその男の子の恍惚な表情が多いのが実に良い。やはり最近の陽気婢よりこの頃(特に1,2巻の頃)の陽気婢作品の方が好きですね。

□ニューヨーク・ニューヨーク 羅川真里茂
ホモセクシャル漫画の傑作。メルが家族や職場の人間とも向き合い現実に負けそうにながらもその愛を貫くのはカッコいい。人間ドラマとしてしっかりしている。男×男漫画だからといって敬遠してするのは勿体ないと思います。

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