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漫画ナツ100【後編】

漫画ナツ100の後編50作です。
漫画ナツ100【前編】はこちら

選定の際には一作家一作品に致しましたのでご了承下さい。少しでも興味を持って頂き、一作品だけでもこの夏に読んでいただけたら幸いです。

□ストップ!!ひばりくん 江口寿史
今見てもひばりくんは可愛いなあ。とても20年以上前の女装ものラブコメとは思えない。作者が原稿を落とすようになった作品でもあり未完のままなんですがそんなことは問題にならない魅力に溢れている。

□綿の国星 大島弓子
チビねこの可愛さといったらもうネコミミ好きにはたまらない。それと同時に人間になれると信じて人間に恋心を抱くチビねこが現実を考え理想とのギャップに悩む様は多感な少女の情景を描いていており感情が揺さぶられる。微笑ましくも一種の残酷性すら感じる。

□ペナントレースやまだたいちの奇跡 こせきこうじ
投手が投げてから打つまで長すぎという評価を偶にされますがここまで野球バカが揃った作品を他に見たことがない。あらゆる困難がある長いペナントレースを陳腐な描写ではなくしっかりとした理由付けの中で乗り越えていく物語は本当のプロ野球に通じるものがる。

□聖なる行水 ぢたま某
とにかく尿。尿の漫画です。お下品と思ってはいけません。何故なら聖水なのですから。ぶっかけなんて小手調べで放尿をきっかけに記憶を取り戻すとかもうとにかくイカれた聖水話がてんこ盛り。イカれすぎちゃって面白い。

□哭きの竜 能條純一
鳴きとその強運で勝ち続ける竜とその強運を得る為に勝負を挑んでくるヤクザたち。鳴きを知らないぐらいの麻雀知識でも作中でも表現される魔性の世界に引きずり込まれ読むことが出来る麻雀漫画。ちなみに雀荘で「あンた、背中が煤けてるぜ」と言っている人を見たことがあります。

□ラブロマ とよ田みのる
何でしょうね星野くんと根岸さんの微笑ましさは。最終巻ではSEXしちゃっているのにそれでも常に恋をしたばかりの新鮮さに満ちている2人を見ているとこちらも幸せになってくる。最後の最後までその微笑ましさを貫き通したことは賞賛に価します。

□GS美神 極楽大作戦!! 椎名高志
横島の成長譚は実に見ていて心地よい。初期の横島は心底情けないキャラであっただけにルシオラをキッカケに化けた瞬間は読者の感動もひとしお。その中で決して少年漫画らしさだけで終わらない独特のギャグエッセンスも忘れてはならない面白さ。

□王様はロバ~はったり帝国の逆襲~ なにわ小吉
一時期ジャンプの一番最後を飾っていた作品。能面の如き表情のないキャラたちがつぶやく言葉は何故こんなにも面白かったのだろう。それは作者自身がスケベなことも関係しているかもしれないが常に少年の視点でつぶやく言葉が多かったからだと思う。

□コータローまかりとおる! 蛭田達也
当初は決して洗練された絵柄と言えませんが巻を重ねる事に成長しました。更に最終エピソードの今までのエピソードが全て収束し完成されていく様は最初読んだ時感動すら覚えました。特に火納江陽水との最終バトルは圧巻。

□ポーの一族 萩尾望都
永遠に生きると言われる吸血鬼であるポーの一族の物語。繊細すぎるともいえる描写と18世紀から20世紀まで物語が行き来する構成は凝っており読解力が必要になるかも。ネットでも見られる年表とあわせて読むのも良いかもしれない。

□CITY HUNTER 北条司
ユニオン・テオーペというラスボス的存在がいましたが出てくるのは最初と最後。それまでは美人女性からの依頼を次々とこなしていくのですが個人的にそちらの方が好きです。ゴルゴ13と実際戦わせたらみたいな話ありますが……狙撃だけならこちらなのかな。

□風雲児たち みなもと太郎
関ヶ原から幕末までを描いた歴史ギャグ漫画。歴史を学習することも出来ますがやはり随所に出てくるギャグあってこその漫画と思います。その一方で歴史上の人物たちの心理描写も巧みで大河ドラマのような雰囲気さえ感じることができる。

□河よりも長くゆるやかに 吉田秋生
BANANA FISHも良いのですがそれ以前の少年たちの何でもないようで皆何かを抱えているという思春期の日常を描いていた頃もまた捨てがたいのです。楽しそうで何か傷があるというバランスが絶妙。馬鹿やれるのは本当にこの時代しかないのだなあ。

□あしたのジョー ちばてつや・梶原一騎
登場人物である力石の死で本当に葬儀が行われたりハイジャック犯の声明文に出てきたりとあらゆる伝説を持つ作品ですが破滅的とも表現されながらもやはりこの作品の根底にあるものは「明日のために打つべし、打つべし!」 であると思います。

□正しい恋愛のススメ 一条ゆかり
出張ホストのバイトでハマったお客は自分の彼女の母親だったという親子丼な設定ですが物語が進むに連れて物語の視点が主人公の男からその母親になるのが面白い。その母親もその主人公にハマってしまうわけで女性は何時まで経っても恋する乙女なのかなあと。

□リバーズ・エッジ 岡崎京子
漫画は時代を反映するものなんだなあという作品の典型。90年代の若者の心理、行動が実に巧み。そういう私自身もまさにその時代の若者だけに共感したところも多いです。何か面白いことないかなあと呟きながら学校サボったりとか、でも何かをするまで至らなかった当時を思うと何だか苦々しくもあり。

□ルサンチマン 花沢健吾
「現実を直視しろ。おれ達にはもう仮想現実しかないんだ」は今更言うまでもない名言。仮想現実に逃げるのではなく現実を直視した結果仮想現実へと向かうことに意味がある。だって仮想現実の中には現実にあるもの全てありますから。当然心も。

□七つの海 岩泉舞
この作家唯一の単行本で短編集。オススメしたいのはタイトルにもなっている「七つの海」。主人公の少年はずっと子供のままでいたいのだがある経緯を経て少年である事に決別するに至る、その経緯がとてつもなく熱い。子供に戻りたい童心のおじいちゃんとの決別のシーンは超名場面。

□寄生獣 岩明均
ベストものの常連なので今更感もありますがやはり外せません。しかしミギーってどう考えても萌えキャラ。でも擬人化したら駄目な萌えキャラ。まあそういう風に感じれない人もいると思いますが「ほう……ミギーはきみの脳ではこういう姿に見えるのか」「どれもわたしが自分の『脳』で見たのと違う」みたいな。なんちゃって。

□伝染るんです。 吉田戦車
不条理ギャグの元祖ともいえる存在。最初に読んだ時は今まで読んできたギャグ漫画の概念みたいなものを崩された気さえしました。当たり前のような世界で当たり前じゃないことをすることがこんなに面白いとは。とりあえず言葉で面白さを説明するのが難しい作品。とりあえず読みましょう。

□MASTERキートン 浦沢直樹・勝鹿北星
知識の量が半端ではないと初めて読んだ時は刺激を受けたものです。基本は1話完結式ながらも出てくるキャラクターの魅力は異常と思うぐらい。最近色んなゴタゴタで絶版となってしまったのが本当に惜しい。何とかこの作品が復刊してくれることを心から祈っています。

□風の谷のナウシカ 宮崎駿
アニメ版とは違う展開とそして結末。クシャナもクロトワも巨神兵もそしてナウシカもアニメ版はとはまた違う魅力を放っています。戦争に巻き込まれる中で腐海の真相を知り命とは何かという結論を導き出すナウシカ。手軽に読むというには重い主題を持っていますが一度は気合入れてこの作品を読んで欲しい。

□自虐の詩 業田良家
駄目亭主とその亭主に尽くす妻のギャグ4コマかと思いきやその妻の過去話が描かれていくうちに2人の人生が立体化してくる。読んでいくうちにギャグと思っていた尽くす姿に意味(というより理由かな)を感じ取れるようになる。最後の件は説教っぽくも感じるかもしれないけど掛け値なしの名作。

□花の慶次 原哲夫・隆慶一郎
慶次はとにかく明るい。命のかかった勝負だからこそ明るい。父の死を前にしても自分を貫き通す。その漢の姿には惚れる。また慶次以外でも直江兼続を筆頭に秀吉や家康までカッコいいのだから見ていて飽きない。中でも子供殿様の水沢隆広は良い殿様すぎる。

□プラネテス 幸村誠
今の世界の科学力ではまだまだ宇宙は無限の存在のように感じてしまいます。でも確実に宇宙は以前より近くに来ており何時の日か有限になる日が来るかもしれません。無限の存在より有限となる方が嬉しい。人間の生き方にも同様のことが言えると思います。何も決めずに無限の存在であるかのように進むより自分の生き方を決めて有限の道を歩む方がきっと楽しい。ハチマキが謎の猫と語るシーンでそんな事を思いました。

□めぞん一刻 高橋留美子
人魚シリーズも良いのですがこの作品の思い入れには勝てないということで。私の嫉妬する女の子属性を作ったのは間違いなく響子さん。年上で落ち着いているキャラと思いきや嫉妬深すぎ。だがそれが良い。しかしもう大家さんが掃除をして生活しているなんてアパートは現在ないですよね……。

□ひみつの階段 紺野キタ
不思議なことが起こる古びた学校と寄宿舎を舞台にした少女たちの物語。思春期の少女の心とファンタジー的な世界が巧みに絡んで実に後味の良い読後感。私は男性なのでこういう世界はある種の憧れというより遠すぎるファンタジーな世界と言った方が近いのですが不思議とこの作品を読むと作品の中に入った気にさえなる。

□六三四の剣 村上もとか
剣道を題材としたスポーツ漫画。剣道シーンのスピード感と迫力は剣を題材にした漫画の中でも随一。主人公六三四の父親が楊枝1本で不良たちを倒した時はありえねーと思いつつも説得力ある解説で納得してしまった。実際倒せるのかな。後何気に嵐子やもなみちゃんの小さい頃は可愛かった。

□西洋骨董洋菓子店 よしながふみ
ドラマ化もされよしながふみ作品では一番有名どころですね。アンティークの並ぶケーキ屋を舞台にそこで働く人々とお客として来る人々のちょっとしたエピソードを綴った作品。ケーキ一つでここまで話を広げて物語の登場人物だけでなく読者も幸せにさせるって凄い。そしてラストの主人公がケーキ屋を始めた理由へと繋がるエピソードも必見。しかしケーキ美味そう……。

□日出処の天子 山岸涼子
誰もが知っている聖徳太子を主人公にした漫画。しかしこの漫画の聖徳太子は超能力を持ち同性愛者とかなり突拍子な設定となっている。しかし聖人、君子と見られる聖徳太子も失恋や嫉妬や時には憎悪をたぎらせる人間であったと歴史に独自の解釈を交えたところは非常に面白い。

□究極!!変態仮面 あんど慶周
変態の血が流れる主人公:色丞狂介は女物のパンツを被ると変態仮面に変身するのだ!という少年ジャンプが生んだぶっ飛んだギャグ漫画。「おいなりさん」に代表される各種台詞から色物の必殺技の数々は未だに思い出せる強烈なインパクトでした。ラブコメとして少し意外な結末だったのも個人的には好きなところ。

□少女生理学 新井葉月
恥ずかしいタイトルのようで少女から大人になる事を綴る少女漫画的内容に相応しいタイトルだと思います。物語や設定はちょっと突拍子なところがありますが逆に少女漫画的ファンタジーも感じることが出来て心地よい。掲載誌はコミックハイ!でありましたが少女漫画好きにオススメ出来る短編集。

□羊のうた 冬目景
何処まで行っても先が薄暗い、何処まで行っても希望はない、そんな中で彩られる愛情の物語ですから妙な艶っぽさを感じます。破滅的な恋愛って決して見ていて気持ちの良いものではないと思っていましたがこの作品を読んでその印象は変わりました。物語の最後にはきちんと希望らしきものも見えた事も良かった。

□まんが道 藤子不二雄A
ある小学校に転校してきた満賀道雄とそこで出会った才野茂が意気投合し漫画家を目指す物語。漫画を描くことに青春を捧げた主人公のモデルの藤子先生や赤塚先生たちトキワ荘の面々。漫画の歴史と漫画を描くことの青春ドラマが一度に味わえる作品。漫画好きなら一度は読んでみるのが良いと思います。

□南くんの恋人 内田春菊
突然手の平サイズになってしまった彼女との同棲物語。ラストの結末は本当に悲しくて切ない……。しかしあえて最後に不幸を描くことで幸福であるラブストーリーとして完成された気もする。何故なら主人公の男は常に彼女と対等にあり続けたのですから。

□AKIRA 大友克洋
漫画の歴史を変えた1作として読んでおくのも良いと思います。勿論そういった知識だけとして終わらないカタルシスと迫力に満ちており単なるSF漫画で終わらない作品となっています。

□レベルE 冨樫義博
この漫画を普通に読もうとすると大抵疲れます。何故なら字が多い。とてつもなく多い。一度読むたびにちゃんと読んでいる人とかいるのでしょうか。それはさて置き作中の言葉を借りるなら予想の斜め上を行く作品ともいえますが他の作品で見られる冨樫ワールドと一線を画しているかというと違って他の作品で見られる冨樫ワールドと変わらないと思います。もちろん誉め言葉として。

□地獄甲子園 漫☆画太郎
コピー絵の連続、いきなりの爆発、野球漫画を突然無視する展開。この作品の何処を見渡しても文句なしに画太郎作品。面白いと感じるかどうかは正直人を選ぶと思いますがどんな人でも退屈はしないと思います。この漫画には小休止や間というものが一切なく、一気に突っ走ってそして一気に終わった快作。

□げんしけん 木尾士目
こういう学生生活、サークル活動とは無縁のまま社会人になったので本当にこの世界が羨ましい。同人活動とかより何でもない日常で漫画、アニメの話をすることも少なかったので○○会議の空気は味わってみたいものです。……とまあこのレビューを読んでいる人なら同類!!ということでこの漫画を読んでみちゃあどうかな?

□ミノタウロスの皿 藤子・F・不二雄
ドラえもんは皆選ぶだろうからということで……スイマセン、単に捻くれ者なだけです。まあそれは冗談としましてSF短編の数々は意外と知られていないというのもありますのでそれは勿体無いとも思うわけでして。ドラえもんでも偶に見え隠れする恐怖の一面を更に濃く描いた短編の数々はどれも面白い。ブラックユーモア好きなら絶対オススメ。

□燃えよペン 島本和彦
毎日ニュースサイトを更新しながら何で自分は「あえて寝る!」と言えないんだろうとか思ったりします。常に全開で漫画を描き続ける漫画バカを見て笑ってしまうのかどうかは置いといて無駄に熱く躊躇無くこの漫画から発せられる言葉は心に響いて離れない。単なるギャグで終わらない説得力がこの作品にはあります。

□愛人 田中ユタカ
末期的患者に救済目的で与えられる擬似的な配偶者「愛人[AI-REN]」。何時死んでもおかしくないと診断された末期的患者イクルと「あい」と名付けられたAI-RENのあまりにもピュアな物語。陳腐な言葉は何も要らない。好きということ2人一緒だということ愛していることってこんなに素晴らしいものなんだなと。

□イタズラなKiss 多田かおる
オチこぼれ少女が高嶺の花の男の子に恋をするというのはよくありますが琴子は本当に一途で元気で時に落ち込むことがあっても純粋に応援したくなる女の子だなあ。エネルギーが凄すぎてこんな女の子に本当にアタックされたら絶対疲れてしまうとは思いますけど(笑)。

□マンガ日本経済入門 石ノ森章太郎
漫画から歴史、経済、英語等の勉強分野に興味を持ったという例はとても多いと思います。学校の図書館によく置いてある歴史入門、経済入門ですが現状の日本の状況を考えて経済入門の方をオススメしておきます。学生の頃は良く読んだけど大人になってから読んでないなあという人も図書館に行って読んでみましょう。

□X-ペケ- 新井理恵
この作品が出るまで少女漫画における4コマ漫画って刺身におけるツマにすらならないなみたいな作品が正直多かったと思います。その印象を変えたこの作品ですが過剰とも思える暴力シーンやあまりにも非常識な美形の男とかそれだけで笑っていました。

□女子大生家庭教師濱中アイ 氏家ト全
下ネタっていうのは一種の反則技みたいなところもありますが下ネタだけをここまで少年誌で昇華させたのは凄まじいと思う。下ネタ嫌いの友人が「ここまでやってくれれば逆に良い」とまで言ってました。中一の頃から初めた家庭教師をきっちり時間を進めて卒業まで描いたことも評価できる。

□鉄拳チンミ 前川たけし
最初の頃はギャグエッセンスも多い作品ですが拳法のアクションシーンは巻を重ねるごとに迫力を増しスピード感もあるのでカッコいい。新になってからのカナン地区編では敵の魅力も高まり冒険活劇としても魅力十分。長い連載になりましたが未だに飽きずに読めます。

□DEATH NOTE 小畑健・大場つぐみ
ここ3年弱この作品をずっと楽しんでいました。結末は賛否両論で私も最初に読んだ時はこれはガッカリだなあと思いましたが今冷静に見てみるとこれ以外の結末はなくて良かったと思っています。でもやはりライトがあのまま勝っていたら……という展開も見たかったかも。

□アドルフに告ぐ 手塚治虫
第二次世界大戦中を舞台に3人のアドルフの運命の交錯を描いた物語。その中の一人はアドルフ・ヒトラーと実在の人物で日常離れが多い手塚作品の中で史実の人物と特殊能力を持たない普通の人間のドラマとなっている。そこにあるリアリティと戦争の狂気は読むものを虜にすると思う。
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風雲児たち『風雲児たち』(ふううんじたち)は、みなもと太郎作の漫画作品である。潮出版社が刊行した雑誌『コミック・トム』に1979年より連載された。元々幕末の群像を描くことを目的とした企画だったが、幕末の状況はそもそも幕府成立の頃に根があるということで、関ヶ原
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