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漫画ナツ100【前編】

さて私の漫画ナツ100からまずは50作を紹介します。一気に紹介するのはキツいということで半分に分けました。50作でも結構な量になりましたけどね……。
追記:漫画ナツ100【後編】はこちら

選定の際には一作家一作品に致しましたのでご了承下さい。少しでも興味を持って頂き、一作品だけでもこの夏に読んでいただけたら幸いです。

□キャプテン ちばあきお
これでもかと練習シーンを描いた野球漫画。迫力がありスピード感のある絵ではないとスポーツ漫画は駄目なのか。しかし努力すれば必ず報われるのか。久々に読むとスポーツ漫画の描き方について色々考えてしまいます。

□甲子園の空に笑え! 川原泉
根性も天才も汗も何もかも無縁な甲子園漫画。しかし全て読みきったあとに「ああこれはちゃんとしたスポーツ漫画なんだなあ」と分かる作品。甲子園にあるのはドラマというより一つの大きなイベントといった方がいいかもしれない。

□ストッパー毒島 ハロルド作石
昔の不祥事をきっかけにお荷物球団になっているアスレチックスを舞台に破天荒で素行不良な毒島がスカウトに見出され活躍する物語。当時実在したプロ野球選手が多々出る事でも楽しめますが作者自身の野球の知識が素晴らしくリアルにプロの世界を描いている。

□B・B 石渡治
やたらとスケールの大きいボクシング漫画。描かれているのはボクシングそのものより2人の男が伝説の戦いに至るまでの様々な人間ドラマ。その壮大なスケールは圧巻の一言。

□がんばれ元気 小山ゆう
元気が父親、恩師の死や祖父母との葛藤にも負けずにそれを乗り越えていく姿は「頑張れ」と応援したくなる。元気は才能に溢れた天才タイプという少年漫画では受け入れ難いタイプにも見えるが人間味溢れたキャラになっているので嫌らしさを感じない。

□帯をギュッとね! 河合克敏
高校時代真っ黒だった私にはあまりにも眩しすぎる青春漫画。お洒落でカッコいいけど汗臭さも感じるのが良い。単行本の4コマを楽しみに買っていた人も多いと思う。

□柔道部物語 小林まこと
練習シーンが様々で試合シーンより多いと感じるぐらい描かれているのが良い。練習方法の数々は説得力ないんだけど何故か納得できてしまう。俺って馬鹿だぜ~!!

□SLAM DUNK 井上雄彦
はいリアルタイムでこれを読んでバスケにハマった人間です。最初の頃は学園生活中心になっているのはバスケじゃ人気が取れないと思われていた背景があるのでしょうね。しかし後半のサイレントシーンは圧巻の表現の一言に尽きます。

□ORANGE 能田達規
実はサッカーの戦術やルールに関して詳しく知らなかったりするのですがそういう知識がなくても楽しんで読めたサッカー漫画。知識がなくても戦術は分かりやすかったし生々しい企業の問題まで描いたことは賞賛に価すると思います。

□奈緒子 中原裕・坂田信弘
駅伝という少々マイナーなスポーツの作品ですが感動を多く覚える作品。駅伝の展開は少々似た感じが多いながらも熱さをしっかりと伝えています。タイトルになっている奈緒子はちょっと出番が少ない(笑)。

□バオー来訪者 荒木飛呂彦
小さな寄生虫で生物兵器である「バオー」へと改造された青年と予知能力を持つ少女の物語。現在のジョジョと比べると粗も当然多いのですが短期打ち切り作品とは思えないストーリー展開とジョジョに代表される独特の台詞回しは当時から健在で熱い。独特ともいえるハッピーエンドの描き方も良かった。

□DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 稲田浩司・三条陸・堀江雄二
ポップ的キャラとまで言われるポップ人気ですがバーンに部下にならなんかと言われた時のダイの良さも忘れちゃいけないと思います。ちなみに一番好きなキャラはシグマです。

□うしおととら 藤田和日朗
熱さと感動の傑作。一度読み出すと最終巻まで一気に読みたくなるので夜更かしの敵ともいえる作品。秋葉流の死は何度読んでも感動を覚えます。しかしうしおととらを読むと無性に旅に行くたくなるんですよね。

□め組の大吾 曽田正人
「シャカリキ!」と迷った末にこちら。消防ものという当時では少なかった人命救助の物語。この作品以後亜種が出てきたように感じます。消防ものでありながら後半は主人公の朝比奈が消防に何を見出すのかという消防ものとは違った焦点に物語が移動しますがそちらもそちらで熱い。

□デビルマン 永井豪
これの最終局面を見るたびに頭がグニャグニャとします。冷静に見ると決して隅々まで完成された物語といえないのですがそれを全く問題としない熱さに満ちている作品。この作品は人間の心の闇や裏切りについて考えるより愛について考えてみるのが良いと思う。

□狂四郎2030 徳弘正也
ターちゃんも捨てがたかったけどやはりこちら。終わり方は賛否両輪ですが(タイムマシーンって何だったのとか)人間の闇と欲望を正面から描きつつ愛を語った傑作。八木編とS編とアルカディア編は自分の中で聖典扱い。

□電影少女 桂正和
ウイングマンの頃から更に洗練された女の子の可愛らしさと体つきのエロさ(主に尻)と絡まりリアルタイム当時私たちの心をガッチリキャッチしてくれました。しかしそれ以外にも切ない恋の想いを正面から描いて最後には大団円を迎えた傑作とも当然言えます。

□じゃじゃ馬グルーミン★UP! ゆうきまさみ
競馬ものでは珍しい生産者を舞台にした物語。駿平とひびきとたづなの三角関係と駿平の成長に焦点を当てた青春物語となっていますが最後には妊娠、結婚と最初では想像も出来なかったところまで描かれた事は驚き。しかしひびきの変わりっぷりは可愛すぎる。

□こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治
ゴルゴ13が世界情勢の最先端ならホビーの最先端はこれ。そのアイデアの発想が凄くて企業に漫画内のネタを使われた経緯すら有。最近のパワーダウンは残念ですが100巻辺りまでなら今どの巻を見ても楽しめる。

□死神くん えんどコイチ
寿命を死神から教えられたとき人はどういう行動に出るのか。月並みな言葉ですが数ある漫画作品の中で一番涙を流した作品だと思う。手に入りやすいのは文庫版ですが是非古本屋を探し回って原本の方で読んでいただきたい。

□Dr.スランプ 鳥山明
もう26年前の漫画となるのは信じられないぐらい今見てもお洒落で笑える。あえてドラゴンボールは外してみました。作者が漫画の中で目立った作品もこれが最初じゃないかな。個人的には1,2巻のノリが大好き。劇画調千兵衛が特に。

□エンジェル伝説 八木教広
最初表紙を見た時は不良漫画か何かと思いましたが蓋を開けてみたら笑いの止まらないギャグ漫画でした。絵が洗練されていない1,2巻の頃の方がギャグとしては洗練されている感じもする。でもちょっとラブコメもあり最後まで楽しめます。

□セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん うすた京介
リアルタイムで読んだ時は自宅で笑い転げていました。うすた先生のギャグセンスは本当に凄まじいと思う。不条理ギャグとも言い難い世界ですがのちのギャグ漫画に大きな影響を与えた作品だと思います。

□ぎゅわんぶらぁ自己中心派 片山まさゆき
ストーリータイプの「ノーマーク爆牌党」「牌賊オカルティ」も捨て難いと思ったのですが麻雀を知らなくても楽しめるギャグセンスが素晴らしいということで。世相や時事ネタが多いので若い人には厳しいかもしれませんが。

□ろくでなしぶるーちゅ 森田まさのり
あえて「BLUES」ではなくギャグ話のみの総集編の方をオススメしてみます。元々本編でも随所随所に出てくるギャグが光っていると思いますがギャグのみに特化させるとここまで面白くなるのかと感心します。編集して単独で単行本になったぐらい需要があったということでしょうね。

□かってに改蔵 久米田康治
現在の久米田康治先生を作ったともいえる作品。分かる人にだけ分かる。ギャグは範囲が狭ければ狭いほど面白いという作品の典型ともいえます。それだけに当然読む人も選びますが面白いと感じる人ならきっとお友達になれます(笑)。

□あずまんが大王 あずまきよひこ
4コマ界の流れを大きく変えた革命的作品。絵柄を大きく変えた鳥山明、大友克洋に匹敵する革命じゃないかなあ。今読んでも色褪せてないしこれを超える萌え4コマ作品は出ていないと思う。

□ももいろシスターズ ももせたまみ
エッチな女の子4コマ(ちょっとラブコメ)。出てくる女の子殆どが彼氏持ちでエッチしているけど可愛さ全開なので微笑ましいのがグッド。一番好きなのは双子のナイムネの方である大谷まりこ。

□こみっくパーティー 犬威赤彦
コミケの季節ですから。しかし同人モノは他にも色々とあるのですが原作知らなくても楽しめると思うし同人を通して色々な人と出会い成長していく様は同人やりたいと思わせますよ。そんなわけで同人モノでは一番読みやすいと思います。

□委員長お手をどうぞ 山名沢湖
タイトル通り色んな委員長をオムニバス形式で描いた作品。絵柄もメルヘンチックで可愛らしく読後感も非常に心地よいのが印象的。委員長――この響きには永遠がある。そして眼鏡っ娘にも。

□クッキングパパ うえやまとち
これを読むと無性に料理をしたくなる。特に今は夏休みということで時間のあまっている学生の人たちはこれを見て料理に挑戦してみるのも良いと思いますよ。しかし荒岩課長って仕事もこなし料理もこなし人間関係も円満と島耕作以上のスーパーマンかもしれない。

□ショートプログラム あだち充
連載ものをあえて避けて短編集ものにしてみました。しかし最近の「冒険少年」を見てもあだち充は短編ものを描かせた方が凄いんじゃないかというぐらい面白いものが多い。個人的には「冒険少年」が早く出て欲しいです。ちなみに連載もので一番好きなのは「虹色とうがらし」。

□夕凪の街 桜の国 こうの史代
広島の被爆をテーマにした作品ということで夏といえばという作品でありますがもちろんそれを抜きにしてもオススメできる一作です。被爆そのものの生々しさよりも読者の身近な視点から見た被爆という雰囲気で読みやすい。それから反戦モノとかそういう視点の作品ではないです。

□ゴルゴ13 さいとう・たかを
どの巻でも楽しめますが初めて読む人にはバイオニックソルジャー(104巻)と黄金の犬(130巻)辺りが読みやすいかな。ゴルゴ13の凄さは言うまでもなくさいとうたかを先生の世界情勢の先見の目も素晴しい。その時代の最新の世界情勢が分かる。

□さくらの唄 安達哲
この作品は有害図書指定を受けたりで手に入りにくいかもと思ったのですが文庫版も一応出てますし私に大きな影響を与えた作品でもあるので入れました。レイプ・セックスシーンなどまさに青い春といった心に痛い展開が続きますが何処かに救いも感じれるはず。

□ヒミズ 古谷実
主人公・住田の父親は借金まみれ母親は釣堀を経営しながらあるお客と出来ていると非常に不幸ともいえる立場にいるが彼は最後まで普通であったと思う。住田が見てきた狂気の世界には恐怖を感じつつも何故かデジャブを感じる。

□ねじ式 つげ義春
正直な話、初めて読んだ時の感想は「何だこりゃ、意味が分からない」でした。しかし読み返す度に見えてくる不条理な世界と台詞回しに気付けばねじ式の世界に酔いしれていました。何が起こっているか理解しようとせずに深読みしないで読むのが良いと思います。

□Bバージン 山田玲司
生物オタクが一発奮起して大学でモテル男に大変身な物語。気付けば一人の男の成長と青春物語になってましたが、色んな意味でオタクな自分を感じずにはいられなかったです。しかし今見ると口説き方とか服装とか強烈。

□銀と金 福本伸行
裏社会の金バトルものということで動く金の量も半端ではなくスケールの大きさでは「カイジ」「アカギ」より上。金融や法律に関する話も出てくるが福本調の人間の心の動きに焦点を当てた物語になっているので読みやすくなっている。

□少女少年 やぶうち優
男の子が女装してアイドルしちゃうよというお話。さすがやぶうち優先生だけに中性的な男の子の描き方が上手く水色時代で培った青春時代一歩手前な恋模様も良い。さあ声高らかに「こんな可愛い子が女の子のはずがない!」

□ガラスの仮面 美内すずえ
最新巻では携帯電話が登場する辺りに時代を感じつつも女優としての成長と恋物語まで細部まで練りこまれた超大作というは説明するまでもなく。最終回は50巻前後で台詞コマ割り等も決まっているというのでそれが楽しみ。

□小さな恋のものがたり みつはしちかこ
チッチとサリーのあまりにも可愛らしすぎる恋物語。チビでドジな女の子(チッチ)がハンサムな男の子(サリー)に恋をするという昔ながらの少女漫画な設定ですが可愛らしい絵柄と実は独占欲が強く嫉妬深いというチッチのキャラが絡まって男性にも読みやすい作品となっています。

□あさきゆめみし 大和和紀
日本古典が苦手な私でもこの源氏物語は本当に読みやすかった。原作を完全に読んでないのでどれだけ忠実だとかは分からないのですがこれを読んで原作や小説を読んだ人も多いですね。時には軽いラブコメだけじゃなく重い恋に酔いしれるのも良いと思います。

□項羽と劉邦 横山光輝
三国志の方が有名ですが個人的に古典ではこちらの方が好きなので。三国志の劉備がやたら良い人に描かれているのに比べて劉邦も項羽も人間味溢れたキャラになっているのも面白い。やはりどんな英雄でも何処かしら弱点があったと考える方が良いじゃないですか。

□蒼天航路 王欣太・李學仁
三国志演義では悪者として描かれた曹操を主人公に描いた三国志。演義の影響が強いだけに初めて読む人には違った印象を受けると思いますが読んでいくうちに新たな三国志の世界が垣間見える事間違いなし。またキャラが死ぬ時の描写が非常にカッコいい。

□G戦場ヘヴンズドア 日本橋ヨヲコ
漫画を描くということにこれだけエネルギーと熱さを伝えた作品はないでしょう。出てくる台詞一つ一つが余りにも重くて感動して心に響きます。とりあえず思うことはやっぱり私は漫画が好きなんだなあということ。

□サルでも描けるまんが教室 相原コージ・竹熊健太郎
タイトルにある通りまんが教室でありながら売れる為の話や技術まで及ぶ漫画論ともいえる作品。とりあえずこの作品を読む前に「野望の王国」を読んでおくと更に楽しめるかもしれない。今年8月に21世紀愛蔵版が発売される予定(宣伝)。

□アナル・ジャスティス 上連雀三平
おちんちんに始まりおちんちんに終わるふたなり女の子たちの漫画。先生の台詞「男の子ばかりの女子校を作るのが先生の夢なの」は歴史に残る名言だと思う。おちんちんがこれだけ描かれているのにラブコメ的に甘いノリで射精が描かれている事に上連雀先生は本当におちんちんが好きなんだなあと感じる。最高です。

□えっちーず 陽気婢
エッチなお話の短編集。陽気婢作品の特徴で中性的な年下の男の子と年上の女の子の絡みが多くその男の子の恍惚な表情が多いのが実に良い。やはり最近の陽気婢よりこの頃(特に1,2巻の頃)の陽気婢作品の方が好きですね。

□ニューヨーク・ニューヨーク 羅川真里茂
ホモセクシャル漫画の傑作。メルが家族や職場の人間とも向き合い現実に負けそうにながらもその愛を貫くのはカッコいい。人間ドラマとしてしっかりしている。男×男漫画だからといって敬遠してするのは勿体ないと思います。

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バオー来訪者『バオー来訪者』(バオーらいほうしゃ)は、荒木飛呂彦の少年漫画|少年向け漫画作品。集英社の少年向け漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)に1984年45号から1985年11号まで9話が連載された。単行本は全2巻。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;
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